剥離剤
ハイス鋼上のTiN系IP膜除膜剤 エスツールTH-100
ハイス鋼上のTiN系IP膜除膜剤 エスツールTH-100
ハイス鋼などのTi系イオンプレーティング(IP)膜除膜剤、エスツールTH-100のご紹介です。イオンプレーティング(IP)膜とは、金型類、複写機部品、冶工具、自動車用部品などに施されているコーティングです。エスツールTH-100は、それらを再コーティングする際の残留コーティング膜の除膜・除去に最適です。
フッ素化合物を含有しておらず、常温で浸漬することでイオンプレーティング(IP)膜を除膜することが可能です。
ハイス鋼上のTiN硬質皮膜を除膜処理(比較写真)
処理前
処理後
コストダウンに貢献する除膜剤
エスツールTH-100
早い除膜速度
一般的な製品に比べると、除膜速度の短縮が可能です(当社調べ)。TiN膜を1時間当たり0.3~0.5μm除膜します。
*こちらは参考値であり、素材や膜の種類によって数値は変動します。
コストの抑制
一般的な製品に比べると、低コストでご使用いただけます(当社調べ)。また除膜速度がはやいため、作業の効率化につながります。
エスツールTH-100 の特長
素地に合わせた薬液の配合が可能
素地がステンレス、シリコンウエハーの場合
TH-100A | 500ml/L |
---|---|
TH-100B | 100ml/L |
水 | 400ml/L |
素地が鉄、鉄合金の場合
TH-100A | 500ml/L |
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TH-100B | 100ml/L |
TH-100C | 400ml/L |
除膜出来るコーティングの種類も豊富
窒化チタン(TiN)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、炭化チタン(TiC)、窒化炭化チタン(TiCN)に対応しています。
安全な処理を実現
低温処理(25~40℃)、フッ素化合物無配合、浸漬処理もしくは超音波処理が可能です。
用途
イオンプレーティングは、各種金型類、複写機部品、冶工具、自動車部品などに施されています。エスツールTH-100は、それらを再コーティングする際の残留コーティング膜の除膜・除去にご使用いただけます。
切削工具などが磨耗した場合は研磨を行い再使用しますが、研磨前に表面に残留しているコーティングを除膜する必要があります。代表例としましては、窒化チタン(TiN)、窒化チタンアルミ(TiAlN)、炭化チタン(TiC)、窒化炭化チタン(TiCN)などからなるイオンプレーティング(IP)膜がコーティングされています。エスツールTH-100はこれらの除膜にご使用いただけ、除膜後は再びイオンプレーティング(IP)膜を施すことで、切削工具として再使用が可能となります。
TiAlN膜を除膜する場合は、エスツールTHD-08をおすすめします。
エスツールTH-100 (ハイス鋼上のTiN系IP膜除膜剤)
性状 |
A剤:淡黄色透明のアルカリ性液体 |
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該当法令・規制 |
医薬用外劇物(B剤のみ) |
使用方法 |
適用膜種:TiN、TiCN、TiAlN、TiC |
設備・機械 |
樹脂製などの処理槽を使用 |
廃液処理 |
廃液:都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託 |
注意事項 |
・建浴液は保存できません |
詳しくはカタログをご覧ください。