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無電解ニッケルめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤

無電解ニッケルめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤

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酸化皮膜除去剤・溶接焼け除去剤

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無電解ニッケルめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤 エスクリーンS-101PN

素地を侵さずに除去 無電解ニッケルめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤 エスクリーンS-101PN

素地であるニッケルめっきを侵すことなく、めっき上の自然酸化皮膜や水シミ・乾燥シミを剥離することができる“業界初”(当社調べ)の技術が込められた製品です。市場のニーズを受け、開発を始めた当製品は、2011年7月に第一弾であるエスクリーンS-100PNを発表。その後、新性能を付与しエスクリーンS-101PNとして2012年1月、新たに市場投入いたしました。

無電解ニッケルめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤 エスクリーンS-101PN

無電解ニッケルめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤
エスクリーンS-101PN の特長

ニッケルめっき素地を侵さず除去可能 エスクリーンS-101PN

無電解ニッケルめっき上に酸化皮膜がのっていると、密着不良や変色などの原因になってしまいます。しかし、エスクリーンS-101PNは浸漬するだけで、無電解ニッケルめっき素地に影響を与えることなく、無電解ニッケルめっき上に発生した水シミ・乾燥シミや酸化皮膜のみを除去することができます(5μm以上の除去も可能)
シミ発生時、従来のようにめっきを一度剥がして再度施すという作業が必要なくなり、工程省略やコスト削減などに貢献できます。

ニッケルめっき素地を侵さず除去可能 エスクリーンS-101PN



熱処理加工200℃下で発生したシミや自然酸化皮膜の除去に対応

ニッケルめっきは、耐食性向上を目的に機能めっきとして幅広く使用されています。その生成方法は用途に合わせてさまざまございますが、当製品エスクリーンS-101PNは熱処理加工200℃下で発生したシミや自然酸化皮膜の除去に対応しております。

使用方法

主な処理工程は、脱脂→水洗→エスクリーンS-101PNに浸漬→水洗→脱水(乾燥)です。

エスクリーンS-101PNの使用方法

*イメージ図

次工程の用途にあわせたご提案

エスクリーンS-101PNは最短浸漬時間30秒で無電解ニッケルめっき素地に影響を与えることなく、表面上に発生したシミや酸化皮膜のみを除去することができます。また、シミ除去後の用途に合わせて2種類の追加処理をご提案しております。

防錆処理:シミ除去後、次工程までに時間があくような場合は「水切り防錆剤」をご使用いただくことで酸化皮膜や水シミの再発防止につながります。

めっきの密着性向上:次工程でめっきを施す場合は「表面調整処理剤」をご使用いただくことで、下写真のように密着性の向上につながります。
処理工程の詳細はカタログにてご紹介しております。

表面調整工程なし

表面調整工程なし

表面調整工程あり

表面調整工程あり

ニッケルめっき

電解ニッケルめっきと無電解ニッケルめっき

ニッケルめっきの生成には、大きくわけて「電解」と「無電解」の2つの方法があります。
電解ニッケルめっきは、通電により皮膜を生成するため、被めっき物は電気を通すものでなければいけません。主に、装飾・機能・電鋳が目的です。
無電解ニッケルめっきは、液に含浸し化学的還元作用により皮膜を生成するため、プラスチックやセラミックスなど不導体にもめっき処理ができます。また、複雑な形状のものに対しても、均一な厚みの皮膜をつけることが可能です。無電解ニッケルめっきは主に、耐食性・硬さ・電気抵抗という特長があります。

*エスクリーンS-101PNは、無電解ニッケルめっき用の酸化皮膜除去剤です

 

ニッケルめっきの特長

ニッケルめっきは、耐食性や非磁性、加工作業性に優れるなどという面から、機能めっきとして重宝されるめっきの一種です。耐食性の向上を目的に、下地めっきや中間層として装飾品から電子部品まで広くに用いられています。

 

ニッケルめっき上の皮膜

ニッケルめっきの上に皮膜ができる主な原因は、めっき液への不純物混合や、めっき後の水洗不良・乾燥不良だと考えられています。その他、リンの含有量なども影響します。また変色など表面状態がひどい場合は、皮膜が形成されているのではなく、ニッケルめっき自体が腐食している可能性があります。腐食は主に、ニッケルめっきのピンホールに液が残ることで発生します。このような場合、めっき自体が化学反応を起こし成分が変化しているため、ニッケルめっきを剥離して再度めっき処理を行う必要があります。

 

エスクリーンS-101PN (無電解Niめっき用水シミ・乾燥シミ除去剤)

性状 無色~淡黄色透明の強酸性液体(pH1前後)
使用方法 【工程例[密着性向上]】脱脂→除錆→前処理(エスクリーンG3)→再めっき
【工程例[防錆]】脱脂→除錆→防錆(K-555)→湯洗浄→乾燥
濃度:3倍希釈
温度:常温
時間:30秒~10分浸漬処理
設備・機械 樹脂製などの処理槽を使用(ポリプロピレンを推奨)
廃液処理 「特別管理産業廃棄物(廃酸)」に指定
廃液:都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託
水洗水:金属除去→pH調整→BOD・CODを考慮して放流
スラッジ:産業廃棄物として処理
注意事項 ・使用時は、必ず保護眼鏡・保護手袋などの適切な保護具を着用
・保管時は、必ず密栓をして直射日光を避け、換気のよい冷暗所に保管
・長時間処理するとめっき表面が変色する場合あり

 詳しくはカタログ をご覧ください。

 

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