プレスリリース
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プレスリリース
2015年7月14日
佐々木化学薬品株式会社
メンテナンス業界・建設業界への販路拡大!
「中性 サビ取り剤」「樹脂・塗料用 剥離剤」ジェルタイプを開発
~場所を選ばず塗るだけ処理 作業現場のニーズに対応~
佐々木化学薬品株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:佐々木 智一)は、「鉄・銅および銅合金用中性サビ取り剤 ジェルタイプ」および「アクリル系/ウレタン系樹脂・塗料用剥離剤 ジェルタイプ」を開発しました。
本製品は弊社製品のなかでもロングセラーである、液体タイプの中性サビ取り剤および樹脂・塗料用剥離剤をジェル化したものです。従来、サビ取り剤は酸・アルカリ・シアン化合物などの有害物質非含有であること、剥離剤はキシレンやトルエンといった塩素系溶剤不使用であることを高く評価いただいておりました。
今回、本製品をジェル化したことにより、部分的な処理が可能となっただけでなく、液体タイプでは浸漬のために処理不可能であった大きな部材や建築物の建設現場・メンテナンス、工場現場の機材などにもご活用いただけるようになりました。
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【開発の背景】
液体タイプを使用の際は、処理槽などの設備が整った場所でしか使用できず、設備維持・管理によるコスト面での負担や、処理槽にあわせて部材サイズが制限される、といった問題がありました。
そのため、設備を必要とせず簡単に使用でき、かつ液体タイプと同様の性能を求めるお客様からのお問い合わせを多数いただいておりました。
当社は、多くのお客様のご要望にお応えするべく、ジェルタイプの開発に着手した次第です。既に販売開始しておりました弊社製品、溶接焼け除去剤のジェルタイプ開発技術を駆使し、今回、作業安全性に優れたサビ取り剤および樹脂・塗料用剥離剤のジェル化に成功いたしました。
上記2製品をジェル化したことにより、ご要望であった浸漬不可能な部材への使用や、部分的な処理にもご使用いただけるようになりました。
専用設備を必要とせず塗布するだけで処理可能であるため、設備維持費の削減や場所を選ばず使用可能といったメリットも得ることができ、液体タイプでの主な問題点を解決するに至りました。
本製品は、建築物や工場現場の機材など、動かせない部分の処理に最適であり、プラントメンテナンス業界や建設業界など幅広いユーザーのニーズにお応えできる製品であると考えております。
【特長】
- 鉄・銅および銅合金用中性サビ取り剤 ジェルタイプ
- サビを取りたい部分にのみ塗布して処理可能。
- 中性なので素地への影響がほぼなく、サビ除去が可能。
- 酸・アルカリ・シアン化合物など有害物質非含有。
- アクリル系/ウレタン系樹脂・塗料用剥離剤 ジェルタイプ
- 剥離したい部分にのみ塗布して処理可能。
- 膨潤(剥がれるような)剥離で素地への再付着を抑制。
- 塩素系溶剤不使用で人体や環境への負担を低減しており、水性有機溶剤のため揮発しにくく、安全性も高い。
【今後の展望】
以上2製品は、2015年7月22日(水)より3日間、東京ビックサイトにて開催される『第1回 溶接・接合技術展』に参考出展いたします。販売開始は年内を目指しており、市場のニーズを調査・考慮したうえで更に粘度の調整などを行う方針です。
目標としましては、従来のサビ取り剤液体タイプが年間50トン、剥離剤液体タイプが年間5トンの出荷であったことに対し、ジェルタイプは共に年間10トン以上の出荷を目指しております。
【イメージ図】
【佐々木化学薬品について】
「喜びの創造と技術の革新」を経営理念に掲げ、金属表面処理液の製造販売、一般試薬・工業薬品の販売、試薬および化学工業薬品の開発などを行っております。環境をテーマに人体や自然環境への負担を低減した製品および技術の開発に取り組んでいます。
社名 | 佐々木化学薬品株式会社 |
英文社名 | SASAKI CHEMICAL CO.,LTD. |
本社所在地 | 〒607-8225 京都府京都市山科区勧修寺西北出町10 |
創業 | 1946(昭和21)年10月1日 |
設立 | 1958(昭和33)年10月1日 |
資本金 | 6,000万円 |
従業員数 | 79人(2015年4月現在) |
事業内容 | 試薬および化学工業薬品の開発・製造販売 |
URL | http://www.sasaki-c.co.jp/ |
【本件に関するお問い合わせ先】 | |
担当 | 佐々木化学薬品株式会社 経営企画室 |
TEL | 075-581-9141 |
FAX | 075-593-9784 |
skc500@sasaki-c.co.jp |