プレスリリース
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プレスリリース
2013年10月8日
佐々木化学薬品株式会社
吸湿量2倍・相対湿度0%到達時間5分の1に改善してリニューアル
フィルム状乾燥剤「ドライキープ(R) SPESタイプ エクストラ」を開発・発売
湿度に弱い食品粉末製品・添加剤・原料粉末・診断薬・医薬品の包装材に適応
佐々木化学薬品株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:佐々木 智一)は、乾燥剤と包装材が一体化した包装用フィルム状乾燥剤「ドライキープ(R)【SPESタイプ】エクストラ」を開発しました。吸湿量・湿度降下速度が向上したことで、製品の品質保持・長期保存に貢献します。初年度は売上高2,000万円を目標としています
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<食品・原料粉末・添加剤・診断薬・医薬品の長期保存に貢献>
食品・原料粉末・添加剤・診断薬・医薬品などの製品は湿気を吸収しやすく、湿気を含むことで製品の寿命が短くなり廃棄されてしまうのが現状です。近年、これら製品の保存期間を長期化させ、品質の安定化を目指し、包装材自体に乾燥剤や脱酸素剤の機能を付与させたアクティブパッケージの需要が高まっています。
そうした現状を踏まえ、保存期間を長期化し、より多く・より速く湿度を吸湿できる「ドライキープ(R)【SPESタイプ】エクストラ」を開発しました。
「ドライキープ(R)【SPESタイプ】エクストラ」は、当社従来品「ドライキープ(R)【SPESタイプ】」より吸湿量を2倍、相対湿度を0%付近に落とすまでの時間を5分の1に短縮しました。吸湿量・吸湿速度を向上させたことで、より厳しく水分コントロールを求められる食品・原料粉末・添加剤・診断薬・医薬品の包装材料としての活用を提案し、製品の品質保持に貢献してまいります。
- 吸湿量2倍・フィルムの厚みはそのまま
フィルムの厚みは従来品と変わらず60μmのまま、1平方メートルあたり6g以上吸湿します。従来品は同条件で3g/平方メートルだったため、吸湿量が約2倍になりました。吸湿量を高めたことで内容物の長期保存が可能になります。 - 相対湿度0%付近への到達時間を5分の1に短縮
約12時間※で相対湿度を0%付近に落とすことができます。従来品は同条件で約60時間だったため、吸湿時間が約5分の1に短縮されました。湿度降下速度を速めたことで、より内容物の吸湿によるダメージが軽減でき、品質保持の長期化に貢献します。
※条件:25℃ RH100%からの湿度降下試験A4型袋 テスト空間2.4リットル - フィルム加工時 吸湿能力のロスを軽減
大気にさらされることによる能力消費が低いため、ラミネートや製袋などの加工を施す場合、吸湿能力の損失を軽減できます。さらに吸湿できる期間が長く持続するため、内容物を良好な状態のまま長期間保存させることができます。
<「ドライキープ(R)」について>
ドライキープ(R)は樹脂と乾燥剤が一体化した製品です。包装材として使用した場合、包装材そのものが乾燥剤として機能します。一般的に使用される乾燥剤の多くは、副資材として製品に同時梱包されますが、ドライキープ(R)を使用することで乾燥剤の投入および検品、投入スペースの確保を省略できる上、誤飲の心配もありません。
食品、添加物等の規格基準(厚生省告示第370号)に適合しており、食品関係・診断薬・医薬品関係の包装材として安心してご使用頂けます。ドライキープ(R)には密閉空間内の相対湿度を30%・20%・0%付近まで降下させるラインナップがあり、それぞれ用途に合わせてお好みの湿度域を選択できます。
<「ドライキープ(R)【SPESタイプ】エクストラ」イメージ画像
【佐々木化学薬品について】
「喜びの創造と技術の革新」を経営理念に掲げ、金属表面処理液の製造販売、一般試薬、工業薬品の販売、試薬および化学工業薬品の開発などを行っております。お客様ひとりひとりのご要望にあった製品を作ることを常に心掛け、お客様と共に成長できる企業を目指しています。
社名 | 佐々木化学薬品株式会社 |
英文社名 | SASAKI CHEMICAL CO.,LTD. |
本社所在地 | 〒607-8225 京都府京都市山科区勧修寺西北出町10 |
創業 | 1946(昭和21)年10月1日 |
設立 | 1958(昭和33)年10月1日 |
資本金 | 6,000万円 |
従業員数 | 91人(2013年1月現在) |
事業内容 | 試薬および化学工業薬品の開発・製造販売 |
URL | http://www.sasaki-c.co.jp/ |
【本件に関するお問い合わせ先】 | |
担当 | 佐々木化学薬品株式会社 研究開発部 機能性樹脂事業課 |
TEL | 075-581-9141 |
FAX | 075-593-9784 |
skc500@sasaki-c.co.jp |