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湿気対策には ドライキープ

機能性樹脂事業

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機能性樹脂事業では当社の特許製品である「ドライキープ(DRY KEEP®)」の開発・製造をおこなっています。
ドライキープ(DRY KEEP®)とは、“樹脂と乾燥剤が一体化したペレット” から成形できる乾燥剤です。

ドライキープ(DRY KEEP®)は“樹脂と乾燥剤が一体化したペレット”から成形しますので、成形品自体(袋やボトル)に吸湿(湿気を吸う)機能を持たせることが可能です。

そのため、

乾燥剤の投入工程不要
乾燥剤の投入スペースが不要
スペースが限られた箇所の吸湿が可能
となります。

  

湿度を化学的にコントロールし、密閉空間内の相対湿度を30%、20%および0%付近まで吸湿するシリーズがございます。成形例は下記をご覧ください。 

化学研磨とは?

乾燥剤,プラスチック,湿気対策,輸出製品,食品,粉末,医薬品,工業用部品

 

 

『平成27年度京都エコスタイル製品』に「プラスチック状乾燥剤 ドライキープ」認定
    成形品自体へ乾燥機能を付与できるドライキープは
  • 省資源化に貢献できる製品・技術であること
  • 製品の長寿命化へ繋げられる製品・技術であること
  • をご評価いただき、『平成27年度京都エコスタイル製品』へ認定されました。

成形品自体へ乾燥機能を持たせることができるドライキープを使用することで、乾燥剤投入が不要となり、省資源化へ貢献します。また、従来狭いスペースや限られた空間内など乾燥剤が投入できずに十分な湿度対策がとれず短寿命となっていた製品へも、湿度対策を施すことが可能となり、製品の長寿命化へ繋げることができます。

ドライキープの成形例

ドライキープは樹脂に乾燥剤を練り込んでいるため、 フィルム状乾燥剤・シート状乾燥剤・シール状乾燥剤・板状乾燥剤などお客様のご要望に合った形状・サイズの製品をご提供できます。

粉末用・食品添加物用・健康食品用乾燥剤として、または、LEDや自動車部品など工業用途の梱包材・除湿剤としてご使用いただけます。その他、医薬品用乾燥剤・検査薬包装材・検査キット乾燥剤機能付きパッケージなどをご提案いたします。

薄さ60µm~のフィルム状などへ加工可能なため、LEDや自動車部品・電子機器の用途では狭いスペースや限られた空間内の湿気対策や結露防止にも効果を発揮します。

インフレーション成形フィルム乾燥剤,押出成形シート乾燥剤,射出成形プレート乾燥剤,フレキシブルシール状乾燥剤,乾燥剤機能付きアルミ袋



実績例および用途例

ドライキープは、フィルム状・シート状・シール状・板状などに成形し、下記のような場面で湿気対策や結露防止にご使用いただけます。

  • 食品添加物や健康食品など各種粉末の包装材として
  • LEDや自動車部品など工業用部品内部の湿気対策・結露防止に
  • 医薬品や検査キット、検査薬の品質保持の包装材として
  • 輸出、輸送、保管時の湿気対策・結露防止の梱包材として

用途目的や用途に合わせて3種類のラインナップを展開いたしております。
各製品の特長も併せてご覧ください。

横にスクロールしてご覧いただけます。

医薬品の包装材に 粉末の包装材に 工業用部品の湿気対策・品質保持に

横にスクロールしてご覧いただけます。

検査キット・検査薬の包装材に 太陽電池・リチウムイオン電池湿気対策 輸出製品の湿気対策に

ドライキープの特長

湿度を化学的にコントロールします

ドライキープは湿度が平衡状態になるまで吸湿を行い、その後吸湿を停止します。
相対湿度が再び上昇した場合には、吸湿活動を再開するので相対湿度を維持することができます。
ドライキープは相対湿度30%、20%および0%付近まで吸湿するタイプがございます。

1度吸着した湿気は再放湿しません

温度変化に強く、高温環境下(100℃以下)でも湿気を再放出することはありません。
製品の保管中や輸送時の温度変化から、製品を保護することができます。

自由な加工が実現可能です

樹脂自体に乾燥剤を練り込んでいるため、各種成形方法に対応可能です。従来の乾燥剤は投入スペースの確保が必要なうえ、袋が破損する可能性などもあり検品が欠かせませんでした。しかし、ドライキープの場合は成形品そのものが吸湿機能を持つので、それらの課題を解決し、今まで乾燥剤の投入が難しかった部分の吸湿も可能となります。

長期間の吸湿が可能です

成形品の構成によっては、長期間湿度を一定に保つことができます。外部からの湿度侵入を防ぐ層を外層に付与することで、長期間低湿度環境を維持します。 ※密閉空間での使用に限ります。





ドライキープシリーズ一覧

当社ドライキープは、現在3種類をラインナップいたしております。相対湿度の維持度合いや吸湿スピード、形状など用途に合わせてお選びください。
下表から製品名をクリックしていただきますと各製品の特長をご覧いただけます。

ドライキープシリーズ 相対湿度 主な特長
ドライキープ【SPEタイプ】 30% 密閉空間内の湿度を30%に維持可能
ドライキープ【SLLタイプ】 20% 密閉空間内の湿度を20%に維持可能
ドライキープフィルム エクストラ 0%付近

密閉空間内の湿度を0%付近に維持可能
従来品より滑り性を32%向上

フレキシブルシール状乾燥剤
ドライキープ01
0%付近 密閉空間内の湿度を0%付近に維持可能
200μmの隙間にも貼付可能
シート状乾燥剤としての使用も可能
 
フレキシブルシール状乾燥剤
低アウトガス

ドライキープ TFREE(ティーフリー)
30%(TFREE-C)
0%付近(TFREE-Z) 
 密閉空間内の湿度を30%
または0%付近に維持可能
200μmの隙間にも貼付可能
シート状乾燥剤としての使用も可能
アウトガス(トルエン)を削減

※使用環境・用途によっては維持できる相対湿度が記載を前後する可能性もございますが、まずは一度ご相談ください。

吸湿性能の比較データ(ドライキープとシリカゲル)

ドライキープとシリカゲルの吸湿性能の違い

ドライキープは湿度を化学的にコントロールし、密閉空間内の相対湿度を30%、20%もしくは0%付近まで吸湿する3種類がございます。
相対湿度30%、20%まで吸湿するドライキープは一定の湿度を保ち、過乾燥の心配がありません。成形品自体に乾燥機能を持たせることができるため、シリカゲルのような充填工程がなく、誤飲・誤食を防ぎ、より安全にご使用いただけます。
また、シリカゲル(A型)と同様に相対湿度を0%付近まで降下させる「フレキシブルシール状乾燥剤」はシール状と大変薄い構造になっており、狭い場所や垂直な場所など従来乾燥剤を使用できなかった場所にも設置可能です。

下表はドライキープ【SPEタイプ】とシリカゲルの吸湿性能を比較した計測データです。

ドライキープとシリカゲルの吸湿性能の違い
※こちらの数値は実測値であり、規定値ではありません。

 

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