プレスリリース
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プレスリリース
2014年2月18日
佐々木化学薬品株式会社
佐々木化学薬品、化学薬品のリサイクル技術を開発
~自然界への廃棄物ゼロシステムの実現へ一歩前進~
佐々木化学薬品株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役:佐々木 智一)は2014年2月、「使用済み混合薬品の再生技術」を開発。使用済み薬品を再び資源として活用する自然界への排出ゼロシステムの運用に向け本格始動しました。販売金額5,000万円を目標としています。
本技術詳細はこちら
「使用済み混合薬品の再生技術」とは従来であれば再生が難しく廃棄処分されていた使用済み混合薬品を再び使用できる薬品へとリサイクルする技術です。主成分と不純物が混在している状態の使用済み混合薬品に本技術を用いることでそれらを分離し、回収します。単一薬品ではなく、混合薬品をリサイクルできる点は他に事例が少ない本技術の特長です。
不純物除去率は91.3%以上となっており、本技術を用いることで月間約6,000リットルの廃液が出る場合、廃棄物処理量を最大50%削減。廃液の管理や処理費用の低減に大きく貢献します。
現在は「フッ酸+硫酸混合液」および、自社製品の「中性サビ取り剤エスクリーンS-800」について使用済み混合薬品から主成分と不純物を分離回収、再び使用できる製品へリサイクルが可能となりました。
フッ酸+硫酸混合液にてガラス材の研磨や洗浄処理をされている方、銅や鉄のサビ(酸化皮膜)除去をされている方へぜひお試しいただきたい技術です。廃棄物処理量の削減、処理費用の低減、環境負荷の低減に貢献する技術です。
- 【特長】
- 独自再生技術で混合薬品も再生可能
- 使用済みフッ酸+硫酸混合液の不純物除去率91.3%
- 使用済みエスクリーンS-800の不純物除去率99.5%
産業活動に様々な恩恵を授けてくれる化学薬品ですが、これらは最終的には産業廃棄物となり、環境へ負荷を与えてしまいます。現在、廃棄処理されている使用済み薬品は年間500万トンと言われております。このような環境への負荷を低減すべく当社では、自然界への廃棄物ゼロを目指し、使用済み薬品の再生技術の開発に乗り出しました。
【循環型社会排出ゼロシステム概略図】
【佐々木化学薬品について】
「喜びの創造と技術の革新」を経営理念に掲げ、金属表面処理液の製造販売、一般試薬、工業薬品の販売、試薬および化学工業薬品の開発などを行っております。自然界への廃棄物ゼロを目指し、化学薬品の「リデュース(低減)」「リユース(再使用)」「リサイクル(再循環)」技術の開発に取り組んでおります。
社名 | 佐々木化学薬品株式会社 |
英文社名 | SASAKI CHEMICAL CO.,LTD. |
本社所在地 | 〒607-8225 京都府京都市山科区勧修寺西北出町10 |
創業 | 1946(昭和21)年10月1日 |
設立 | 1958(昭和33)年10月1日 |
資本金 | 6,000万円 |
従業員数 | 84人(2014年1月現在) |
事業内容 | 試薬および化学工業薬品の開発・製造販売 |
URL | http://www.sasaki-c.co.jp/ |
【本件に関するお問い合わせ先】 | |
担当 | 佐々木化学薬品株式会社 研究開発部 環境事業課 |
TEL | 075-581-9141 |
FAX | 075-593-9784 |
skc500@sasaki-c.co.jp |