化学のハテナ
火は何からできているのですか
空気中の酸素が、水素や炭素と高温で激しく反応している状態(熱エネルギー)のこと。
①完全燃焼により見える青白い光
②不完全燃焼により発生したすすが放つオレンジの光
+
水素や炭素が酸化した際に放つ熱エネルギー
これが火の正体です。
火の青色とオレンジ色、違いは何ですか
完全燃焼 | 不完全燃焼 | |
---|---|---|
火の色 | 青白い | オレンジ |
すす | 発生しない | 発生する |
青色の火
青い色の火=完全燃焼
酸素が十分にあり、炭素や水素が完全に酸化された場合にのみ青白い光を放ちます。
オレンジ色の火
オレンジ色の火=不完全燃焼
酸素が足りておらず、酸化されていない炭素や水素がある場合、「すす」が発生します。
酸化しきれなかったすすが黒体放射によってオレンジ色の光を放ちます。
黒体放射とは、黒いものでも熱すれば光を放出する現象のこと。
例)鉄を熱すると赤くなる
火を使うのはヒトだけですか
人以外にも火を使う動物がいます。
オーストラリアに棲息する一部の猛禽類(もうきんるい)、チャイロハヤブサやトビが草むらや茂みに火を放つことで獲物をおびき寄せて狩りをする姿が確認されています。
ただし、鳥が自分たちで火を起こすのではなく、火が付いた枝を運んできて火を放っています。
当社のYouTubeチャンネル「ささラボ~ささきラボラトリ―~」
このチャンネルではページでご紹介した「火とは何か?」など
生活のなかで"普通のこと”と思っている現象、日常に隠れている化学について
実験を交えながら分かりやすく説明・解説をしています。
10分でわかる「火とは何か?」動画はこちらから視聴いただけます。
このチャンネルではページでご紹介した「火とは何か?」など
生活のなかで"普通のこと”と思っている現象、日常に隠れている化学について
実験を交えながら分かりやすく説明・解説をしています。
10分でわかる「火とは何か?」動画はこちらから視聴いただけます。