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酵素活性について

酵素活性について

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酵素活性とは

酵素が持つ触媒能力の尺度のこと。単位はユニット(unit)がよく用いられる。
酵素活性を測るときは、基質・反応温度・pHが大切になる。

 

酵素とは

化学反応を触媒するタンパク質のことで、特定の物質を化学反応により別の物質に分解する働きを持つ。
例えば、分解酵素は AB という物質を A と B に分解する反応を触媒する。
酵素は大きく消化酵素(栄養素を分解して体に吸収しやすくする酵素)と代謝酵素(吸収した栄養素をエネルギーにする酵素)の二つの種類に分けられる。
食品や工業的に利用されている酵素のほとんどは消化酵素で、デンプンを分解する「アミラーゼ」がよく知られている。

 

 

触媒とは

化学反応の際に自身は変化せず、他の物質の化学反応のなかだちとなって、反応の速度を速める物質の事を言う。
例)味噌をつくる際、大豆の発酵を促進させるために入れる酵母は、化学反応を促進させる触媒と同じ働きをしている。

 

 

基質とは

生化学において、酵素によって化学反応を触媒される物質の事を基質と言う。

例)酵素であるアミラーゼが基質となる「デンプン」と結合すると、デンプンが分解されてマルトースが生成される。

 

アミラーゼ(酵素)+デンプン(基質)→アミラーゼ(酵素)+マルトース(生成物)