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化学のコトバ

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剥離 【ハクリ】

金属表面処理業界でいう「剥離(はくり)」には、「はがれ」と「はがし」の2種類の意味がある。

「はがれ」とは、金属素地上に施した皮膜(めっき膜、塗膜など)が自然にはがれることを言い、金属素地にめっき膜や塗膜がきれいに密着しなかったことなどで起こる現象と言われている。
これらは、金属表面の荒れや前処理工程が不十分なことなどで起こると考えられている。

それとは逆に「はがし」は、金属素地上に施した皮膜を自ら取り除くことを指している。
主に、めっき不良のやり直しや塗装の塗り直しなどで行われている。

 

HACCP 【ハサップ】

Hazard Analysis Critical Control Point(危害分析に基づく重要管理点)の略で

安全で衛生的な食品を製造するための管理方法のひとつ。

原材料の受け入れから最終製品までの各工程において何が健康上の危害要因になるかを明確にし

その危害要因をどの工程で管理するかを定め、その工程が確実に管理されているか、連続的に監視し記録するシステム。

 

HACCPの詳細

 

バフ研磨 【バフケンマ】

布などの繊維に研磨剤を塗り付けて金属を磨く物理研磨加工法の1つ。
バフは漢字で「羽布」と書き、布のことを指す。
バフ研磨は、仕上げ研磨の要素が強く、削るというよりは磨いて表面を滑らかに仕上げるという役割が大きい。

 

バリ 【バリ】

金属を切ったり、削ったりした時に端に出来る出っ張りのこと。
高精度な加工部品を作るためには、バリ取りが必須となる。

 

バレル研磨 【バレルケンマ】

摩擦によって研磨を行う機械研磨の一種。
専用の研磨機に研磨対象物、研磨石、研磨剤、水を入れ、擦り合わせることによって加工する方法。
大量加工に最適。

    ≪主なバレル研磨機≫
  • 回転バレル
  • 振動バレル
  • 遠心バレル
  • 渦流バレル

化学研磨、電解研磨、機械研磨の違いは何なのですか

 

BOD 【ビーオーディー】

BODはBiochemical Oxygem Demandの略で、日本語に訳すと生物化学的酸素要求量と言う。
水中の微生物は有機物を分解する働きをする際に酸素を必要とする。この時の酸素の消費量を言い、河川の汚濁の程度の指標として用いられている。

 

BTB溶液 【ビーティービーヨウエキ】

正式名称を「ブロモ・チモール・ブルー溶液」という。
性質を調べたい水溶液に少量入れて混ぜると、酸性かアルカリ性かを色の変化で判別できる指示薬(液体)のこと。

同じはたらきをするリトマス紙に比べ、反応が敏感なため、はっきり判別されにくい酸性・中性・アルカリ性を見分ける場合に適している。また、pHの値を簡易的に調べる方法としてpH試験紙を使用するとよい。

 

光触媒 【ヒカリショクバイ】

太陽や蛍光灯などの光があたることで、物質の表面で化学反応が起き、様々な機能をもたらす物質の総称。
その機能は、抗菌、汚れの分解、空気の浄化、水の浄化等があり、代表的な光触媒に酸化チタンがあげられる。

 

非金属光沢 【ヒキンゾクコウタク】

透明ないしは半透明鉱物に見られる、キラキラと輝く光沢のこと。
非金属光沢はさらに6種類に分けられる。

  • ガラス光沢
    ビー玉のような光沢
  • ダイヤモンド光沢
    ダイヤモンドのように屈折率の高い透明な鉱物にみられる光沢
  • 真珠光沢
    真珠のような光沢
  • 脂肪光沢
    油のような光沢
  • 樹脂光沢
    うるし塗りのような光沢
  • 絹糸(けんし)光沢
    絹糸を束ねた時のような光沢

 

非磁性 【ヒジセイ】

磁界内においても磁力の影響をうけない性質。

 

表面改質 【ヒョウメンカイシツ】

部品や製品など材料の表面を加工することで、表面の性質を変え、強度向上(素材の硬さを増すなど)や耐食性の改善(さび腐食から守るなど)という機能を与えることをいう。

 

ピンホール 【ピンホール】

ピンホールとは、「針で開けた程度の小さな穴」という意味。
めっき業界でいうピンホールとは、めっき皮膜を貫いて、素地や下地まで達している小さな穴のこと。
ピンホールは、主にめっきを施す際に発生する。

 

フェノールフタレイン溶液 【フェノールフタレインヨウエキ】

アルカリ性か否かを判別できる指示薬(液体)のこと。
アルカリ性の水溶液に少量入れて混ぜると、色が赤色(赤紫色)に変化する。
pH=8以上で色が変わり、pHの値が大きくなるにつれ色が濃くなる。
pHの値を簡易的に調べることのできるpH試験紙を併用するとよい。

*無色でない水溶液の判別をする場合は、リトマス紙を使用するとよい。

 

腐食 【フショク】

外部の影響により、外見や本来の機能が損なわれた物体もしくはその状態のことを言う。
例えば、金属が置かれている環境や化学的な反応により錆びる現象や、材質が劣化する状態を指す。

 

不導体 【フドウタイ】

電気や熱がつたわりにくい物質を不導体とよぶ。
例えば、ガラスやプラスチック、セラミックスなどがあげられる。
一般的には絶縁体という表現が用いられる。

 

プラスチック 【プラスチック】

プラスチックは、熱可塑性プラスチックと、熱硬化性プラスチックに大別できる。

  • 熱可塑性プラスチック
    加熱するとプラスチックが軟化し、冷やすと固まる。加工性は良いが、熱にかけると軟化するため耐熱性が良くない。
    種類:ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、飽和ポリエステルなど
  • 熱硬化性プラスチック
    加熱すると反応して硬くなるタイプ。耐熱性に優れている。
    種類:フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂など。

熱可塑性プラスチックの種類について

 

ブロー成形 【ブローセイケイ】

パリソンと呼ばれるチューブ型の成形品を金型にはさむ。
その後、パリソンの中に圧縮した空気を送り込み、これを押し広げて成形する。
口が小さい中空容器に適しており、ボトル形状のものが作られる場合がほとんど。

 

Protein A 【プロテインA】

Protein Aは黄色ブドウ球菌の細胞壁に存在するタンパク質で免疫グロブリン(特にIgG)のFc領域に特異的に結合する。
Protein Aはこの性質を利用して抗体のアフィニティ精製によく利用される。

 

粉塵

気体中に浮遊する物質で、石や金属が砕けてできる微細な固体の粒子のこと。
粒子は100µm程度とやや大きいものから、0.01µm程度まである。
粉塵のうち、石綿(アスベスト)など人の健康に被害を及ぼす恐れがあるものは大気汚染防止法施行令により特定粉塵に指定されている。

 

平衡状態 【ヘイコウジョウタイ】

重量・温度・湿度・圧力といった物理量がバランス(均衡)のとれた状態を指す。
例えば、ある空間における湿度の吸湿量と放湿量のバランスがとれ、一定の湿度を表している状態など。

 

pH 【ペーハー(ピーエイチ)】

水素イオン指数、または水素イオン濃度指数と言われ、“ピーエイチ”(英語読み)または“ペーハー”(ドイツ語読み)と読む。
物質の酸性アルカリ性の度合いを示した数値。

pH

 

pH試験紙 【ペーハー(ピーエイチ)シケンシ】

pH値によって変色する指示薬をろ紙にしみこませたもの。
pH値を調べたい水溶液に浸し、濡れた部分の色の変化で判別する。

 

Hz 【ヘルツ】

国際単位系における周波数や振動数を表す単位。
1Hzは、電波などの波が1秒間に1回繰り返されていることを示す。
Hzが基本単位となり、値が大きい場合はKHz(キロヘルツ)やMHz(メガヘルツ)などで表される。

 

ペレット 【ペレット】

ペレット(pellet)とは、一般に小さい固まりのことを指す。

 

変色皮膜 【ヘンショクヒマク】

外部環境の影響により、色調が変化した皮膜。

 

防錆 【ボウセイ】

金属上のの発生を防ぐこと。
防錆するには、金属表面と酸素や水分の接触を避ければ良い。

具体的には、金属表面に保護膜をつくる油「防錆油」の塗布や、塗料・めっき・樹脂などで覆う「コーティング」「ライニング」、金属を包装するだけで錆止めの効果がある「防錆紙」や、錆を防ぐ特殊な効果を持った薬剤「防錆剤」で金属表面を処理する方法などがある。

 

飽和水蒸気量 【ホウワスイジョウキリョウ】

これ以上空気中に水蒸気として存在できない水分量を指す。
この数値は、温度によって限界量が決まっている。
単位はg/m3

 

ポリエチレン 【ポリエチレン】

ポリエチレンとはエチレン(モノマー。単量体とも呼ぶ。最小単位の分子のこと。)を多数つなぎ合わせ、大きな分子の化合物(ポリマー。重合体や多量体と呼ばれる。)にしたもの。
分子を多数つなぎ合わせることを「重合」と呼ぶ。
「ポリ」という言葉が「多数の」という意味をもっているので、名前がその物質自体の説明をしている。

ポリエチレンの種類について