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コバール用化学研磨液

コバール用化学研磨液

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化学研磨液・エッチング液・電解研磨液

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コバール用化学研磨液 エスクリーンS-505

反応穏やか!やさしくコバールを磨く エスクリーンS-505

幅広い温度調整でやさしくコバールを研磨できるコバール用化学研磨液エスクリーンS-505をご紹介します。 コバールは熱膨張率が低く、ガラスとの相性が良いため、電子部品などの精密機器に多く使われています。そのようなコバールの前処理にお困りではありませんか?ぜひ一度お試しください。

コバール材をエスクリーンS-505に10分浸漬して化学研磨処理(比較写真)

*処理前の素材表面を拡大すると、金属加工の際にできたと考えられる縦すじが見られますが、処理後にはその縦すじが化学研磨によってなくなり、きめ細やかな表面になったことが分かります。

処理前

コバール材の化学研磨処理前

処理後

コバール材の化学研磨処理後

処理前(50倍)

コバール材の化学研磨処理前(50倍)

処理後(50倍)

コバール材の化学研磨処理後(50倍)

コバール鋼用化学研磨液
エスクリーンS-505 の特長

コバールには化学研磨が有効

コバールは硬質ガラスに近い熱膨張係数を示すため、
電子部品の"ハーメチックシール"と呼ばれる気密機構の封着素材などに利用されます。

電子部品には微細な構造が多く、またコバールは加工硬化を起こしやすく物理加工が困難な材質であることから、浸漬だけで処理が行える化学研磨処理は、生産効率や生産原価などの点で非常に有効的な処理方法であります。

 

 

穏やかな反応で表面を研磨します

コバールとの反応が穏やかなため、多大なガスの発生もなく、比較的安全に処理していただけます。確実に研磨を行いますので、滑らかな金属表面を実現します。

*化学反応により、処理液は無色透明から薄黄色に変化します。
*エスクリーンS-505は医薬用外劇物に該当しますので、注意して処理を行ってください。

穏やかな反応でコバール表面を研磨します



幅広い温度調整が可能です

常温~70℃まで幅広く温度調整ができるため、状況に応じて研磨量(エッチング量)を調整することが可能です。

用途

コバールの前処理に使用されます。主に、電子部品・光通信関連部品・半導体部品などがあげられます。また、酸化皮膜除去剤としても一部ご使用いただいております。

エスクリーンS-505で化学研磨した際のコバール表面のエッチング量

コバール用化学研磨液 エスクリーンS-505 研磨量データ
コバール用化学研磨液 エスクリーンS-505 研磨量データ
処理条件
液量:150ml
温度:60℃
表面積:25cm²

*こちらは実測値であり、規定値ではありません。

エスクリーンS-505 (コバール用化学研磨液)

性状 酸性液体(硫酸10~15%含有)
該当法令・規制 医薬用外劇物
使用方法

【工程例】脱脂→化学研磨→乾燥
濃度:原液使用
温度:常温~70℃
時間:5~10分(建浴初回のみ、液の安定のため10~15分)

設備・機械 耐熱塩化ビニルまたはFRP製などの処理槽を使用
局所排気装置の設置用
廃液処理 「特別管理産業廃棄物(廃酸)」に指定
廃液:都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託
水洗水:金属除去→pH調整→BOD・CODを考慮して放流
スラッジ:産業廃棄物として処理
注意事項 ・使用時は、必ず保護眼鏡・保護手袋・防毒マスクなどの適切な保護具を着用
・保管時は、必ず密栓をして直射日光を避け、換気のよい冷暗所に保管

 詳しくはカタログ をご覧ください。

 

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